ホーム > 耐糖能障害、脂質代謝異常 > 抗精神病薬内服後の総コレステロール値の変化
抗精神病薬と耐糖能障害、脂質代謝異常
また、薬剤の直接作用も考えられ、Mayerはトリグリセリド値の著明な上昇は、体重増加がまだ顕著でない治療開始時に発現していると報告しています。 最近行われた大規模臨床試験CATIE試験において、オランザピン群(+9.4)、クエチアピン群(+6.6)、ペルフェナジン(+1.5)群では総コレステロール値がベースラインから増加していたのに対して、リスペリドン群、Ziprasidone群では減少していました。
つまり体重が増加しない患者さんでも、薬剤による代謝異常のリスクに注意する必要があります。
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