初回検査で血糖値の異常（空腹時≧126mg/dL、OGTT2時間≧200mg/dL、随時≧200mg/dLのいずれか）あるいはHbA1c（NGSP）≧6.5％［HbA1c（JDS）≧6.1％］であった場合、糖尿病型と判定できます。その際に、血糖値とHbA1cがいずれも糖尿病型であった場合にはその時点で糖尿病と診断できます。
また血糖値のみが糖尿病型であった場合でも、明らかな糖尿病の症状（口渇、多尿、多飲、体重の減少）や糖尿病網膜症があった場合にも糖尿病と診断できます。
初回の検査で血糖値のみ糖尿病型であった場合、なるべく1カ月以内に血糖値およびHbA1cを測定します。そのどちらか（あるいは両方）が糖尿病型であった場合には糖尿病と診断します。
初回の検査でHbA1cのみが糖尿病型であった場合には、なるべく1カ月以内に再検査を行い、血糖値が糖尿病型と確認された時点で糖尿病と診断します。