西スコットランドの男性約6,500人を対象に、メタボリックシンドローム(MetS)のリスクファクターがどのくらいCHD(Coronaryheartdisease:冠状動脈性心疾患)および糖尿病のリスクを増やしたかを調査した報告があります(ただし、この研究ではウエスト周囲径の代わりにBMIを用いています)。
MetSのリスクファクターが増えるほどCHDや糖尿病発症のリスクは上昇し、ファクターが4あるいは5つ重なった場合、全くない人に比べてCHDで3.7倍、糖尿病では24.5倍もその発症リスクが高くなります。
MetSのリスクの1つ1つは大きなリスクではなくとも、重複することで大きなリスクとなります。